今日は、4年前に東北大震災があった
3/11。
あの日、なおみは
東京の風俗のお仕事中で…
古~いラブホテルにいました。
このホテル、潰れちゃうかも…
と本当に思ったくらい、揺れました。
あまりに揺れるので、
さすがにサービスを続行できず…
お客様と別れて、なんとか事務所に
帰ったけれど…
とても仕事を続けられる状態ではなく、
お店は休業になりました。
歩いて帰宅したこと、よく覚えてます。
寒くて、ヒールの足が痛くて…
2時間かけて帰宅しました。
その後、1週間くらい
お仕事はできなかったと思います。
でも、その後は逆にお客様が急増したの。
それだけ、不安を紛らわそうとする
男性が多かったんだろうね。
そして…
その1ヶ月後くらい。
東北から、たくさんの女の子が、
東京へ出稼ぎにやってきた。
スタッフさんによると、
風俗未経験の女の子が、たくさんいたそうです。
なぜ?
仕事が無いからでした。
会社が津波で流された子、
会社が潰れちゃった子、
たくさんいたと思います。
家族もいなくて、仕事もなくて、
住む場所もない。
皮肉なことに、そんな女の子達の
受け皿になったのは、
風俗社会でした。
面接はケータイでできて、
寮もあったり、即働ける。
シングルマザーでも、子どもを預けて
働ける制度が整っている。
まさに、非常事態に機能する
社会福祉の制度が、そこにあるんです。
なおみは、そういう世界を
中から見てきました。
騙された女の子も、きっとたくさんいたと思うの。
聞いてた内容と全然違うとか。
予想よりもハードなサービスだったり。
それでも、帰ることもできず、
風俗で働くしかなく…。
あの時のみんなが、お客様も女の子も、
みんな、幸せになってるといいな。
とにかく、そう思います。
東北の現地には、行ったことがないので、
なかなか自分のこととして
感じられませんが…
「東北から出稼ぎに来ました」
と言ってた女の子達がいたことは、事実です。
もし、あの時に…
モリンダのことを知ってたらね。
それを教えてあげられたけど、
あの時は知らなくて、何も助けてあげられず。
今日、モリンダのスタッフさんから、
東北の会員さんに、お礼を言われたと
教えてもらいました。
「会社も無くなり、家も無くなり、
衛生面も悪く、精神的にきつくて、
食べるものもボランティアの方に頼る状況で。
毎月、ノニジュースを避難場所まで届けてくれて、
家族が病気にならず元気に過ごせたことを
感謝しています。
何より、モリンダからお給料を毎月もらえて、
本当に本当に、助かりました。」
そう言ってくれたんだって。
「僕たちのやってる仕事は、
こういう方々を救える仕事なんだと
実感しました。」
スタッフさんは、少し言葉をつまらせながら、
そんな話をしてくれました。
もし、モリンダを知ってたら…
あの時の女の子達が、風俗に出稼ぎにくる
必要は無かっただろうと思うの。
もちろん、ビジネスが広がってなければ、
お給料も無い話なんだけど。
でも、万一、今この東京でそういう事態になったら…
どれだけの女の子が、風俗に行かずに済むだろう?
多くの普通の女の子が、
家族や子どもを守るために、
風俗という選択をせざるを得ない。
そんな事態だったんだもん。
だから、なおみは…
風俗で頑張る女の子を応援するとともに、
働かなくてもいい女の子を
風俗に行かないで済むようにもしたいの。
矛盾してるように思えるかもしれない。
だけど、女の子が自分で
夢を叶えるために行きたいと思うのと、
行かざるをえない、非常事態というのは、
少し違うと思うんだよね。
できるだけ、違う方法もあることを伝えたい。
でもどうしても行かざるをえない場合は、それも応援してるの。
どうせ行くなら、上を目指して、楽しくやったらいい。
でも、そちらを選ばなくてもいい、
こんな道もあるんだよ、と教えてあげたい。
それが、あれから4年たった、なおみの感想でした。
もし、このブログを
出稼ぎに来ていた女の子が読んでくれて、
いま元気にしてくれてたら、
なおみは嬉しいです。
あと、あの日…
一緒に地震を経験したお客様!!
どうぞ、お元気でいてくださいね(*^^*)